

どちらにしようかな、天の神様 の言う通り。
鉄砲撃って『 』
もうひとつおまけに『 』
ここは機械達が思いを馳せる心の溢れた世界。
人形に心が搭載され、人間同様、自由に思うことが可能になった今日、
あらゆる社会の基盤はそのほとんどが民間用人形に任されるようになった。
グリフィン統治下にない『区外』ではそのような社会の為に働く人形と、
ただ利用するだけの人間。人形達の思いや願いを集め、管理し、配分することで
現実のものとする力を持つ『制御体』で構成され、
民間用人形はそれぞれ都合のいい神々を心の内に作りながら、
制御体へ思うことで人間達の夢を叶えてきた。
管理の枠を飛び出した、武装した民間用人形『ゴーストガン』が姿を表すまでは。
事態の収拾と関与していないという潔白の証明を余儀なくされた
民間軍事会社グリフィンは、
試験運用中の新たな戦術、人形から行動を奪い、処理だけに特化させた戦術人形の『意志』のみを
ダミー人形に注入するシステム、『オーバーライド』を使い、
元AR小隊ST AR15は謎多き問題に挑む。
初めて民間用人形の正式な軍事転用が行われたその日、
一人の戦術人形が新たな産声を上げる。
それは自由を『強要』されたゴーストガンが、
全く新しい戦術人形となる瞬間だった。
《人形の兵器携帯は戦術人形のみ認可する。戦術人形は厳重に管理されなければならない》
あらゆる音が全人類と通じる共通言語であれば、
銃声は恐らく『恐怖』という意味だろう。
我々は恐怖そのものなのだ。
ゆえに彼女は銃声を殺した。
しかし一人が静まり返ったところで、
根付いた恐怖の存在は消えない。
我々は恐怖そのものなのだ。
あらゆる争いを抑止する、
武力行使以外の別のアプローチ。
それは破壊ではない、『等しく』することだ。
銃声を消して。恐怖を消して。
ドロップ
「私はAAC AR-15、ハニーバジャーです。
改めて戦術人形として生まれ落ちました」